ここでは、ペットの問題行動に関する相談と解決例を掲載しています。
問題行動のケースは基本的なしつけが欠けていることで起こるものと飼い主がペットの習性、特性を理解していないことで起こる(飼い主がペットの信号を理解できないことで起こる)ものがあります。
問題行動を解決する方法は個々のケースにより、千差万別です。
この欄に掲載しているカウンセリングは、初期の基本的なアドバイスが中心になると思いますが、実際のカウンセリングでは、効果の経過を慎重に観察し、飼い主のペットに対する接し方、環境、本能や習性を総合的に分析して、個々のケースに適した改善策をアドバイスします。
たとえ、似たような環境で同じような症状があったとしても、同じ方法では解決しない場合もあります。
ご理解いたたいた上で、お読みください。
猫の「はっぱ」は、一歳になる雄猫です。
生後一週間から飼っています。
去勢はすでに済ませています。
いつも私が仕事から帰ってくると、寄って来るなどして愛嬌はある方だと思います。
しかし、一緒に遊んでやる時に引っ掻かれて傷になる時があります。
「はっぱ」は、じゃれて遊んでいるつもなのだと思いますが、自分が爪を立てて相手を傷つけていることには気づいていません。
殆ど外には出さず家の中だけで飼っています。
仕事で家を空ける時間が長いので、仕事から帰ってきたらできるだけ遊んでやりたいと思うのですが、傷だらけになってしまうので困っています。
「はっぱ」の狂暴性を押さえる(相手を傷つけていることを理解させる)方法はないでしょうか。
獣医さんに相談すると、もう一匹飼って友達ができると変わるのではないかとアドバイスされましたが、もう一匹飼って世話をする余裕がありません。
それ以外に何か良い方法はあるでしょうか。
丸亀市 T子さん
猫は、生後2週間から7週間くらいまでの間で社交性を学ぶ期間だとされています。
その時期に兄弟猫や親猫と遊んで社交性を学びます。
どれくらい力を使うと相手を傷つけるか、どうやって逃げれば傷つかずに済むかなどを、遊びの中から覚ていきます。
その経験が無い、あるいは少ないと、自分の力の加減が分からず、相手の反応によって状況を判断する能力が育ちません。
「はっぱ」ちゃんの場合、生まれて間もなく親とも兄弟とも離れて育ったようなので、たぶん遊び方が身についていなくて、力の加減が分からずに、結果として凶暴に映ってしまっているように思います。
また、家の中だけで飼っていらっしゃるようですので、他に遊び相手がおらず、飼い主と遊ぶことに全体力を使っているのだと思います。
先ずは社交性を身に付けることから始めてみるのが良いでしょう。
今まで、あまり外に出たことが無いのであれば、最初は外に出るのを嫌がったり脅えたりするかもしれませんが、毎日少しずつ慣らせていくのが良いと思います。10分位から初めて、20分、30分、1時間と少しずつ外に出す時間を長くしたり、一緒に散歩するなどして外の世界に興味を持たせるようにします。
外出に慣れてくると、遊び仲間を見つけたり、テリトリー意識が出てきたり、生活の幅も増え、飼い主と遊ぶことだけに全体力を集中させることもなくなるでしょう。
それと同時に、遊び方を変えることも大切です。
引っかき傷ができるということは、遊ぶ時に、猫の体に触ったり、近付いたりしてしているのだと思いますが、ボールを使った遊びなどに切り替えて、遊ぶ時には、なるべく猫に近付かないようにするのが良いと思います。
それでも遊んでいると何かの弾みで引っ掻かれたりするかもしれません。
その時は「ダメ」とか「ノー」とかのコマンドをして遊びを中断するようにします。
元気の良い活発な仔猫なので、体力を発散させる環境を与えれば、凶暴性は徐々に薄れて行くように思います。
シェットランドシープドッグの「ミミ」は6ヶ月の雌です。
1ヶ月くらいの時ペットショップで購入しました。
おしっこの時は鳴いて知らせてくれるので、家の外でさせています。
散歩の時は近所の公園に行き、他の犬と遊ばせたりしています。
問題は、私や家族が外出している時です。
家に置いてきぼりになったミミはごみ箱をひっくり返したり、椅子をかんだり、所かまわずにおしっこをしていたりして、家の中をめちゃくちゃにしてしまいます。
毎回これでは大変なので、最近は外出時にケイジに入れる事にしました。
しかし、少しかわいそうな気がして気が引けます。
庭につないで行くのもかわいそうな気がします。
家の中でおとなしくお留守番させる良い方法はないでしょうか。
匿名
これは、「分離不安」と呼ばれる典型的な症状です。
犬は孤独な状態を極端に嫌うので、不安な気持ちを紛らわすために、また、そうすることによって、飼い主の注意を引けるのではないか、という期待からそのような行動をとる場合があります。
犬の性格によっては長時間独りにされるとノイローゼーになったり極端に神経質になる場合もありますので、注意する必要があります。
一般的には、3ヶ月くらいの時期から少しずつ独りにする時間を作って慣れさせます。
1日に数回ずつ、短い時間独りにするようにして慣れさせます。
その場合も犬に不安を与えないように、普段と同じに接します。
独りにする時はできるだけ気付かれないようにすることが大切です。
独りにされる事が事前にわかると、不安が高まって興奮したり暴れたりします。
これを繰り返すと、ストレスがたまり、病気や他の問題行動の原因になるケースもあります。
最初は10分とか15分とか、短い時間から始めるようにしてください。
飼い主が戻ってくると興奮して騒ぐかもしれませんが、必要以上に構ってはいけません。
無視するくらいの気持ちでよいでしょう。
犬は飼い主のちょっとしたしぐさなどからその場の状態を察します。
飼い主が普段と同じに接していれば、それは犬にとっても特別な事ではなくなっていきます。
最初の時期は、短い時間であっても家の中のものを壊したりするかもしれませんが、怒ってはいけません。
例え、怒ったとしても犬はなぜ怒られているのか理解しません。
独りで遊べるおもちゃなどを置くなど、少しの時間退屈させないようにするのも効果があります。
犬が鼻で突いて回転させると中からビスケットなどが出てくるボールのおもちゃなどは、比較的長時間独りで遊ぶことができます。(*
資料写真)
飼い主の匂いの付いた服などを置いてくのも犬の不安を軽減させます。
ゲイジに入れる方法は応急的なものだとは思いますが、問題の根本的な解決にはなりません。
もし、「ミミ」ちゃんがゲイジに入れられることに慣れていなかったとしたら、ストレスは益々大きなものになってしまいます。
ゲイジを使う場合は、十分慣れさせてからの方が良いでしょう。
「ミミ」ちゃんはまだ仔犬ですので、短い距離、短い時間から訓練するようにすれば効果は上がると思います。
あせらずじっくり慣れさせるようにしてください。
* 資料写真
独り遊び用のボール
中におやつを入れるタイプのもの
私の家の犬は、雌のシェットランドシープドッグで、もうすぐ6歳になります。
知人から飼って欲しいと譲りうけた時は、すでに生後8ヶ月くらいだったと思います。
やたらとジャンプしたり、落ち着きのない様子で、サークルの中に入れていても(檻のような囲い)サークルごと跳んで、動き回る勢いでした。
とにかく、歯茎を見せて怒るように吼えて向かってくるので、どうして良いものか・・・躾にならない状況でした。
結局、気性の激しい、そしてよく吼えるその犬に躾る事ができずに、今まで来てしまったような気がします。
今でも、家族の者が出かける時、(みんな出かけてしまうのでなくても・・)そして帰ってくる時も、狂った様に吼えまくり、誰かが出ていった後は、近くの靴や足拭きマットを口で獅子舞のごとくふりまわす程、荒い気性に悩んでいます。
もともと、神経質な犬であるとは聞いていますが、どうにかならないものでしょうか?
年齢とともに落ち着いていくとか、環境が変われば、性格も変わるのでしょうか?
もう、今からは無理なのでしょうか・・?
ご近所にも迷惑なほど、今も吼えています。
ある人にはあまりにもの行動に「棒で叩いてやりたい!」とまで言われた程です。
その犬の名前は『ティミー』と言います。
アドバイスがあれば、よろしくお願いします。
和歌山市 ピアノ講師
飼い主などに攻撃的な行動を取るという相談は、カウンセリングの中でも非常に多いものです。
多くは、犬が子供から成犬に成長する時期(反抗期)にうまく対応が出来なかったケースが目立ちます。
生後8ヶ月ごろ(引き取られた時)からティミーちゃんはすでに攻撃性を見せていたようですね。
特にティミーちゃんの場合(神経質な性格ではないかと思われます)は、飼い主と生活環境が変わったことで、より不安になっていたのだと思います。
犬が攻撃の姿勢から歯茎を見せて吼える(威嚇する)、あるいは実際に攻撃してくる理由には幾つかのことが考えられます。
恐怖心からの攻撃、なわばり意識からの攻撃、飼い主を自分の主人と認めていないことで起こるもの、遺伝による攻撃的性格であることも考えられます。
恐怖心から攻撃する場合、以前の飼い主、あるいは他の何者かによって、(犬の立場から)恐怖を経験したことも考えられます。
それが原因となって、人(特に知らない人)には、自己防衛のために攻撃しているのかもしれません。
犬は、生後4週間から8週間までが、最初の社交性を身に付ける時期です。
この間の経験は、犬の性格を左右する大切な時期ともいえます。
この間、他の犬に会ったり遊んだりする経験がなかったり、いろいろな状況を経験できなかった場合、恐怖心や警戒心が強くなり、問題行動を起こす場合があります。
何かの事情で飼い犬を譲り受ける場合、出来る限り、その犬がどのような環境で飼われていたのか事前に聞いておくことは大切なことです。
これから一緒に生活を共にするわけですから、遠慮せずに聞くようにしましょう。
ピアノ講師さんの文面から憶測しますと、ティミーちゃんの場合は、前の飼い主が犬をコントロールできずに(あるいは、せずに)、思うままに行動することを許していたのではないかと考えられます。
犬は群れの中で生活する動物ですから、上下関係を明確に認識しようとします。
犬にとって上下関係は非常に大切な部分ですので、飼い主は毎日の生活の中で自分がリーダーなのだと教えていくことが必要となります。
これができないと、犬は自分が群れ(家族)のボスだと錯覚してしまい、飼い主の言うことを聞かないばかりか、飼い主に向かって吼えたり、噛んだりなど攻撃的な態度を見せるようになります。
群れの秩序、行動の全てをコントロールするのはボスの役目であり、その確認のため権威を見せつけるのです。
また、犬にとって、上位に立つことは出世欲からではありません。
群れの生存率を高めるため、ボスが必要なのであって、自分がボスにならなくても一向に構いません。
それが誰であっても、ボスが居るということが大切なのです。
適任者(通常は群れの中で力の一番強い者)が居ない場合、自らボスの座につきます。
ティミーちゃんは飼い主や家族の言うことを良く聞きますか?
もし言うこと聞かないようでしたら、ティミーちゃんは自分の方が上だと思っているかもしれません。
もう一度、関係を構築するために、まず日々の小さなことから改めてみましょう。
1) | 食事は必ず家族が取ってから与える。 |
2) | おすわり、伏せ、呼んで来させるなどを一日何回も命令する。 そうすることで飼い主の権威を見せる。 この場合、いうことを聞いたら、ビスケットなどのご褒美をあげる。 ご褒美は遊びでも構いません。犬が喜ぶことをしてあげてください。 犬は褒められることが大好きです。 ご褒美をあげることでおすわり=ご褒美と関連づけ、おすわりすることが楽しみになるでしょう。 |
3) | できるだけ犬が飼い主と触れ合う機会を作ってあげてください。 ゲームや遊びは必ず、飼い主が初めて飼い主が終わらせること。 犬が遊びを求めてきた時に遊ぶのではなく、飼い主の方から犬を呼んで遊ぶようにしましょう。 全てにおいて飼い主が主導権を握ることが大切です。 |
4) | 犬が飼い主に少しでも攻撃的な態度を見せたなら(うなる、歯茎を見せて吼えるなど)「ノー」とか「だめ」と『大きな声』で言って、しばらくの間無視をする。 おとなしくなったら呼んで座らせ、褒めてあげて、ご褒美を与える。 同じように飼い主の注意を引くために吼えたり、クンクン鳴いたりする場合も、しばらく無視をして鳴き止んだら、よしよしと、なでてご褒美を与える。 吼えたり、鳴いたりすると飼い主がいつでも言うことを聞いてくれると、犬に思わせないことが大切です。 |
上記のことを毎日注意して繰り返していくと、飼い主が自分のボスだと理解するようになります。
大切なのは単に権威を示すのではなく、飼い主は「ご褒美をくれるすばらしい人」なんだ、「飼い主といると楽しい」と犬に思わせることです。
褒める時は高い声でオーバーに褒めてあげてください。きっと、喜ぶはずです。
ティミーちゃんは家族が出かけたり、帰ってくる時、狂ったように吼えまくるようですが、おそらく分離不安(独りぼっちにされるのは犬にとっては死刑宣告に等しい出来事です)から起こる行動のように思えます。
お出かけの時はできるだけティミーちゃんに出かけることを知られないように努力してください。
出かけている間は、家族が家の中に居るように思わせるために、家族の声を録音したテープを流しておいたり、ティミーちゃんの好きなおもちゃを置いておいたり、おやつを置いておいたり、ティミーちゃんが退屈しないようにしてあげてください。
飼い主のいらなくなった服などを置いておくのも効果的です。飼い主の匂いがして安心します。
留守の時は紐につないでいるのでしょうか。
できるだけ紐につながず、自由にさせてあげる方がストレスも少なくすみます。
難しい場合は、つないだ紐をできるだけ長くして動きやすいようにしてあげてください。
家族が戻ってきた時、犬は嬉しくて興奮して吼えたり、跳びついたりします。
その時は無視をして、落ち着いたら呼んでお座りをさせ、言うことを聞いたらオーバーに褒めてあげて、ご褒美を与えてください。
おとなしくしたらご褒美をもらえると覚えるでしょう。
異常に吼えたり、周囲の物を振り回したりする行動はストレスが原因とも考えられます。
ティミーちゃんは毎日散歩していますか?
シェットランド・シープドッグは牧羊犬でなので、働くことが好きです。
運動が必要な犬なので、少なくとも毎日一時間は散歩するようにしてください。
運動をしなければ、そのストレスがすべて飼い主との対応や、他の人や犬に向けらることになり、性格によっては、吼えたり、噛み付いたりの激しい行動につながります。
散歩の時はティミーちゃんの好きな遊びをしてあげるなど、ティミーちゃんが散歩を楽しみにできるようにしてあげてください。
時間がなく散歩が難しい時は、家の中でボール遊びや紐を引っ張りあいっこするとか、ティミーちゃんが好きなことを見つけて、遊んであげてください。
ただし、紐を引っ張って遊ぶ時は、必ず飼い主の勝ち数が極端に多くなるようにしてください。
犬の勝ち数が飼い主よりも多いと、犬は自分の方が上位だと錯覚しますし、負けが続くと、遊びの興味が薄れてしまいます。
何が一番好きなのかは、犬によって違うので、それを見つけることも大切です。
散歩や遊びは犬を飼う上で重要な意味を持ちます。
犬は遊ぶのが好きな動物です。
犬に楽しい時間を与えれば与えるほど飼い主の言うを聞くようになりますし、楽しい遊びの時間から上下関係を見つけることもできるでしょう。
時間がかかるかもしれませんが、ティミーちゃんの行動が少しずつ変わってくるはずです。
犬の行動をよく観察して、どんな小さなことでも構いませんので、その後の変化をご報告ください。
我が家のポッポは雌のヨーキーで今年3才になります(娘ざかりでしょうか)。
生後8週間でペットショップから買いました。
我が家の構成は父、母、私の3人で、ポッポは誰の言うコマンドもよく聞きます。
しかし、一匹でのお留守番と車に乗ることが大嫌いのようで、お留守番をさせられた日には普段家の中では絶対にしないウンチッチを畳の上にぽつん。もしくは家具をガリガリ。
車に乗る時はポッポから進んで乗りますが、いったん動き出すと駆け回った
りバタバタしたり落ち着きません。始終、運転席にきては顔をなめたり、シフトチェンジする手に攻撃を仕掛けてきていつ事故になるかとハラハラです。
今のところ3人のうちの誰かがポッポに付きそうことでこのような状況を避けてはいますが、そうできない日もあります。そこで、ポッポにどのようなトレーニングをしたらよいのか教えては頂けないでしょうか?
よろしくお願い致します。
旭川市 S子さん
犬が家具を噛む動機にはいろいろな原因があります。
歯が這えかえる時期に起こるもの、運動不足によるもの、食事の繊維不足によるもの
そして、飼い主に置いておきぼりにされることで不安になる分離不安によるものです。
ケースの中で一番多いのは分離不安から起こる場合です。
留守番している時に、うんちを飼い主の見えるところにするのも、置いていかれたことが不安になり、飼い主の気を引こうとするためです。
過去に、うんちを部屋の中でした時に怒られたり、話しかけられた経験があると、うんちをすると誰かが構ってくれると覚えます。
その他にも、有りと有ゆる方法を使って飼い主の注意を引こうとします。
この問題を解決するには、ぽっぽちゃんを独りの時間に慣れさせなくてはなりません。
ぽっぽちゃんが独りで部屋にいることができるように訓練してみましょう。
ぽっぽちゃんを別の部屋に入れてドアを閉めます。
鳴いたり、ドアーを引っかいたりしても無視します。
おとなしくなったらドアーを開けて、ぽっぽちゃんを呼び、座らせて誉めてやり、ご褒美をあげます。ご褒美はぽっぽちゃんの好きな食べ物、遊びでも構いません。
これを毎日10分くらいの短い時間から少しずつ慣らして、時間を長くしていきます。
夜寝る時も、飼い主の寝室に入れないようにドアを閉めておきましょう。
こうして、ぽっぽちゃんに独りで過ごす時間があることを教えていきます。
飼い主が外出する際は、できるだけぽっぽちゃんが興奮しないようにそっと出かけましょう。
外出の時はぽっぽちゃんが退屈しないように骨や新しいおもちゃ、おやつ(カロリーが低い物)などを置いておきます。
飼い主のいらなくなった服などを置いておくと、安心しますし、飼い主のにおいがついたスリッパや靴は噛まなくなります。
帰ってきて、ぽっぽちゃんが喜んで興奮しても無視してください。
うんちがしてあったり家具が噛まれていても、怒らないようにしてください。
犬が車に乗ると興奮するというのはよくある行動です
ぽっぽちゃんは進んで車に乗ると言うことですので車に乗ることを嫌がっているのではなく、
逆にどこかに行けると思い、喜んで興奮しているのだと思います。
毎日飼い主が車で犬を公園に連れて行っていると、車=公園と関連付けて、犬は車に乗るや否や興奮します。
飼い主が運転していて、他に誰もいなければ犬は自由にシートを動き回れるので、自由に行動します。
車に乗っておりこうにするとご褒美がもらえると思わせるのも方法の一つです。
ぽっぽちゃんが車に乗ったら落ち着かせて座らせ、言うことを聞いたら、ご褒美のビスケットを与えます。
これを車に乗るごとに繰り返し覚えさせます。
それと同時に、ぽっぽちゃんが動き回らないように、犬用のシートベルトを付けて後部座席に座らせることでも状況はかなり変わってきます。
このシートベルトは犬が座ったり、立ったり、横になったりできるくらいゆるく出来ているので、犬もある程度自由がききます。
このシートベルトをする際も、いきなりぽっぽちゃんにシートベルトを付けるのでは
なく、落ち着いたら付けるようにして下さい。
無理やりシートベルトを着けると、ぽっぽちゃんは車に乗ることが嫌になるかもしれませんので気をつけてください。
以上のことを繰り返すと、きっとぽっぽちゃんは静かに車に乗っていることが出来るようになるでしょう。
2歳になるラブラドールの雄、ベンは元気が良くて人にも他の犬にも愛想が良い犬です。
公園に行ってもほとんどの犬と仲良くできます。
しかし、犬によって相性があるのか、たまにうなったり、吠えたりしてけんかになることがあります。
最近はボクサーとウエスト・ハイランド・テリアとけんかになりました。
危険な状況にはなりませんが、このような時、どう対応すればよいかわかりません。
アドバイスをお願いいたします。
匿名
成犬が他の犬と正しくコミュニケーション出来るかどうかは仔犬の時に身につけた社交性に左右されます。
最近はいろいろな犬種の犬が飼われています。
仔犬の頃からいろいろな種類の犬に会って自分と同類の生き物だと学ぶことが大切です。
そうすることで他の犬とどのように接したら良いかということを覚えてゆきます。
犬のコミュニケーションの手段は主に体の姿勢と顔の表情です。
歯をむき出して唸ったり、毛を立たせたり、しっぽや体を動かすことによって感情を表現します。
勿論、犬種によって感情表現の仕方に微妙な違いがあります。
あごが張っている犬は歯を見せるのが難しいですし、しっぽが短い犬は毛を逆立てることができません。
問題が起こる原因には犬が他の犬の信号を読み取れなかったり、相手に意思を伝えることができない場合があります。
犬は温和な表現でコミュニケーションできなければ吠えたり、うなったり、噛んだりの攻撃姿勢に出ます。
そのため、仔犬の頃からいろんな種類の犬に慣れさせ、社交性を持たせることが非常に大切です。
ベン君が会ったことがない犬に出会ったら、飼い主は明るい声でベン君に話しかけたり、ゲームをしたりして、不安を取り除いてあげることです。
飼い主がそうすることにより、ベン君は楽しい気持ちのまま犬に接していき、すんなりと犬に慣れていくようになるでしょう。
トレーニングスクールでの様子や、公園でのお散歩など、とても興味深く読ませていただきました。
我が家でも、昨年10月からゴールデンの女の子を飼いはじめました。
5ヶ月になり、20キロに成長しました。
コマンドは英語でしているのですが、カム、スィット、ライダウン、ステイ、ヒール、ドロップ、フェッチなどを使っています。コマンドはこの他にもあるのでしょうか?
「お手」も英語で言い方があるのでしょうか? 「ステイ」はそのままの体制でいるのを続ける時に使うのだと思うのですが、ちょっと待って、というような時は、ウェイトとかストップなどと言うのでしょうか? 犬関係の本をいろいろ読んで、調べてみたりはしたのですが、日本では待て、座れ、などの命令の仕方が多く、なかなか英語でのコマンドについて出ていません。
英語でのコマンド法について教えていただけませんでしょうか。
東京都 由美子さん
英語でのコマンドにはレベルによっていくつかあるのと(飼い主の好みともいえる)、犬に求める役割によってもそれぞれ特異な言い回しがあります。
最初に覚えさせるのは、お座りや伏せなどの基本的なコマンドです。
その次にもう少し高度な行動のためのコマンド、パフォーマンスのためのコマンドです。
この中で基本的な躾けに関してのコマンドを、私の知る範囲で紹介したいと思います。
コマンドはアメリカとイギリスで多少言い回しの違いがあることと、人(トレーナーなど)によってそれぞれ微妙な違いがありますので、その辺りのことを含めてご理解ください。
まず、飼い主が犬にコマンドを覚えさせるための基本的な姿勢として必要なのは、以下の4点です。
1.Command(コマンド)命令を与える
2.Praise(プライズ)褒める−「Good boy」(グッボーイ)、「Good Girl」(グッガール)などといいながら撫でてあげます。「よしよし」のことです。
3.Release(リリース)解放−「OK」(オーケイ)が一般的に使われています。
4.Reward(リワード)報酬−おやつなどを与えます。
これを繰り返しいろいろなコマンドを覚えさせていきます。
コマンドを与える場合は「Hand Signal」(ハンドシグナル)=「手信号」と一緒に覚えさせます。
コマンドを完全に覚えさせると、ハンドシグナルだけで行動させることも出来ます。
それぞれのコマンドに違ったハンドシグナルを割り当てますが、紛らわしいのは避けることが大切です。
人前でやるにはちょっと恥ずかしいですが、多少オーバーアクション気味にしたほうが覚えやすいみたいです。
いずれのコマンドも「はっきり発音」することを心がけてください。
「お座り」は「Sit」(シット)。
「伏せ」は「Down」(ダウン)。
「お手」は「Paw」(ポウ)とか「Shake」(シェイク)、「Shake Hand」(シェイクハンド)。
「おじき」は「Bow」(バウ)。
「チンチン」は「Sit Pretty」(シット プリティ)。
リコールは「Come」(カム)あるいは「Come back」(カムバック)。
そのままの状態でじっとさせる時は「Stay」(ステイ)。
待たせる時は「Wait」(ウェイト)。
これはステイと混同してしまう人もいるようですが、コマンドとしては別のものです。
ウェイトは待たせるためのコマンドで、「その場に留まること」を意味します。
「ポジションコマンド」の応用と理解すると分かりやすいと思います。
ちなみにステイは一切の行動を許可しません。
目の前にあるものを拾わせる時は「Take it」(テイクイット)あるいは「Take」(テイク)。
そのままの状態(口にくわえた状態)を維持させる時は「Hold it」(ホールドイット)あるいは「Hold」(ホールド)。
それを手に受け取る時は「Give it」(ギブイット)あるいは「Give」(ギブ)。
口から放して地面に置かせる時は「Drop it」(ドロップイット)あるいは「Drop」(ドロップ)。
要求などを拒否する時は「No」(ノー)。
行動を止めさせる(あるいは中断させる)時は「Stop」(ストップ)。
離れた場所にあるものを拾わせる時は「Pick it up」(ピックイットアップ)あるいは「Pick it」(ピックイット)、「Pick」(ピック)。
こっちに持ってこさせる時は「Carry it」(キャリイット)あるいは「Carry」(キャリー)。
一緒に歩く時に左に寄り添わせる時は「Heel」(ヒール)。
状況に関係なく飼い主のそばで待機させる時は「Stand」(スタンド)。
これも「ポジションコマンド」です。
通常は左側の手の届く位置に立ったままの姿勢で待機させます。
人によっては「Stay Left」(ステイレフト)ともいいます。
急いで行動させる時は「Hurry」(ハリー)、「Hurry up」(ハリアップ)あるいは「Quick」(クイック)。
犬小屋などに入れるときは「Get in」(ゲットイン)。
物から離れさせたり、高い場所から下ろすときは「Off」(オフ)。
障害物などを飛び越えさせる時は「Jump」(ジャンプ)。
犬をゴロゴロ転がす時は「Roll over」(ロールオーバー)。
宙に放った物を掴まえさせるときは「Catch」(キャッチ)。
近くにあるものを咥えて持ってこさせる時は「Fetch」(フェッチ)。
その他にも「Bang」「Dead」「Give me a Kiss」「Round
me」「Round circle」「Touch」「Put it away」「Chase」「Out」「Go
away」などなど状況によっていろいろなコマンドがあります。
3ヶ月になる雌猫ジャスミンは2ヶ月の時にペットショップで買いました。
そのジャスミンの排泄についてお聞きしたいことがあります。
ジャスミンは専用のトイレ(トレー)を置いているにもかかわらず、リビングに置いてある植物の鉢の中におしっこ、糞をします。
トレーは一階の洗濯機のある部屋においてあり、いつも2階にある私たちの寝室で寝ています。飼ってから2週間くらいはそこでしていたのですがそれ以降はトレーをを使わず、よく鉢植えの中にしています。
トレーの種類が嫌いなのかと浅いトレーにしてみたり、大きいトレーに変えてみたりしましたが、事態は変わりません。
毎日専用トレーで排泄、排便をさせる方法はないでしょうか。
猫の多くの問題は排泄、排便です。
排泄、排便をトレーでしない原因は大きく分けて2つあります。
一つは病気から来ているもので、膀胱炎などの痛みが原因で、トレーでの排泄、排便を嫌がる場合があります。
もう一つは嫌悪感から来るものです。
猫は排泄、排便することに非常に神経質です。
猫によってはトレーの種類、大きさ、トレーの中に入れてある土、砂などの物質の種類、匂いなどを調べ、一つでも嫌いなものがあると、そのトレーでは排泄、排便しないケースがあります。
トレーの中を不潔にしていると嫌がることもあります。
またトレーを置く場所が人が行き来する場所だったり、大きな音がする場所だと、そこでしたがらないこともあります。
ジャスミンちゃんの場合、トレーのどこかに嫌悪感を抱いているか、置いてある場所が落ち着かないかどちらかが原因と考えられます。
ジャスミンちゃんは鉢植えに排泄、排便をしているということですので、鉢植え用の土を好むようです。
トレーを置いている場所は洗濯機がある部屋ということから考えて、ジャスミンちゃんは洗濯機の大きな音に驚き、それ以降恐怖心からその場所でしなくなったという可能性もあります。
治療法として、よく排泄、排便をする鉢植えの土を小石で覆い、そこにさせるのを止めさせます。
同時にトレーの中の物質を鉢植え用の土にし、今置いているトレーの場所を人通りの少ない静かな場所に移してみましょう。
習慣になるように寝る部屋にトレーを置いておくのが効果的です。
初めまして・・・・犬同士の喧嘩についての相談です。
今、家には4匹のワンコがいます。
チップ : ヨーキー ♂ 11ヶ月
ジーナ : ヨーキー ♀ 1年9ヶ月 2度目の生理が4月の半ばにある
ポッキ− : Mダックス ♂ 8ヶ月
チョコ : Mダックス ♀ 10ヶ月 初めての生理が4月の半ばにある
以上の4匹です。
女の子達の生理が始まったときぐらいから、チップとポッキ−が目を合わすと唸りだし、噛み合いの喧嘩が始まりました。
まだ、繁殖を考えていないので、女の子達を別の階に隔離しました。
それからも喧嘩は続いてます。
けれど、男の子達がいる階に私達がいない時は、喧嘩はしていないのです。マーキングもそこら中にしています。
睨み合いになった時、気づいた者が抱きかかえて部屋を別にしてるのですが・・・・・
ポッキ−よりもチップの方がすごい剣幕で唸っています。
ポッキ−は、誰かが声を掛けると引っ込んでいくのですが、チップは私以外の家族にまで唸るんです。
一体、どのように対処すればいいんでしょうか??
宜しくお願い致します。
Utsumiさん
お話から判断いたしますとチップくんの行動には2つの原因が考えられます。
1.去勢していないとなおさらですが、チップくんはジーナに興味を持っていて
ポッキ‐と支配をめぐって喧嘩になっている。
2.唸ったり、喧嘩になるときはうつみさんがそばにいる時ですので、うつみさんを支配しようと他のものを寄せ付けない、権威攻撃を見せている。
1に関しても権威攻撃行動の現れです。
2匹でUtsumiさんを取り合いしています。これは2匹の群れでのポジションを奪い合っているということです。
この群れでのランクを決定できるのは飼い主しかありません。
Utsumiさんが群れのリーダーとなり、2匹のランクを決めてあげなくてはなりません。
そのためにはまず2匹にUtsumiさんがリーダーであると教えなくてはなりません。
2匹に服従訓練をしっかりして下さい。
毎日少なくとも3回、5分〜10分くらい、おすわり、お手、伏せ、呼び戻し、などの基本的な訓練を行ってください。
言うことを聞いたら誉めてあげて、好きなおやつを与えるか遊んであげてください。
犬が構って欲しいと鳴いたり、吠えたりしても無視をします。
遊ぶ時も必ず飼い主が呼んで始めて、終わらせてください。
優先順位はチップくんです。
何かをする時には(上記の訓練や餌を与えるなど)チップくんを優先させてください。
ポッキ‐くんはクンクンないたりするかもしれませんが、その時は相手をせず無視をして下さい。
遊ぶ時もチップくんが先です。
そうして飼い主、チップくん、ポッキ‐くんという言う順位を教えます。
その順位が確立させれば、お互いに喧嘩をすることも少なくなりますし、ジーナちゃんをめぐって喧嘩になることもなくなってくると思います。
一番大切なのはUtsumiさんが群れの良きリーダーとなることです。
Utsumiさんが注意したら犬が言うことを聞くようにならなければなりません。
時間のかかることですが、毎日服従訓練をし、良い上下関係を構築してください。
こんにちは。問題行動と言えるのかどうかわかりませんが、アドバイスがいただければと思いメールを書かせて頂きました。
愛犬は、アメリカン・エスキモー 雌 8.5歳 6.0kg(この子はカナダに住んでいるときに飼い始め、日本に来ました。アメリカ版スピッツです。容姿が日本スピッツとは少し違います。)
もう1匹が、ゴールデンリトリバー 雌 2ヶ月 4.2kgです。
1週間前にゴールデンの子が来ました。
2匹は少しは慣れてきたようなのですが、遊びだすと子犬が攻撃的なためか、先住犬がいつもしたじきになってしまいます。
仔犬がえさをとりにくれば先住犬はうなったりするのですが、遊んでいるときには私たちには先住犬が負けているように見えます。
しっぽも普段はあがっているのですが、遊んでいるときはだいだい下に向いてしまっています。
このまま先住犬を弱い立場のままにさせておいていいのでしょうか?ここ2、3日絨毯の上で粗相をするようになりました。
私たちはできるだけ先住犬の名前を呼んで、体に触れています。
えさのときも常に先住犬を先に食べさせています。
先住犬は3歳まではポメラニアンと2匹で暮らしていましたが、その後はずっと1匹で飼っていました。
なにか、アドバイスがあればよろしくお願いします。
西山さん
生後二ヶ月の仔犬は、まだ他の犬とのコミュニケーションの方法を知りません。
そのことが犬同士では問題になることもあります。
仔犬のいきすぎた遊び行動に怒る犬や、無視をする犬もいます。
西山さんの先住犬は優しく大人しい性格だと思われます。
攻撃性は見せず、尻尾が下がっているとの事ですが、仔犬のいき過ぎた行動がストレスになっている様子です。
対処の仕方としては、飼い主が中に入り、仔犬に群れのランクを教えるのが適切だと思います。
二匹が遊んでいる時は、先住犬が有利になるように遊んであげたりするなど、全ての行動において先住犬を優先させてあげます。
例えば、ボール遊びをする時などに、先に先住犬から遊んであげたり、食餌も先住犬から与えてます。
仔犬がしつこく先住犬にかかっていく(遊んでいるのですが)ようでしたら、仔犬を別の部屋に隔離し、鳴いてもしばらく無視をします。
落ち着いたら呼んでおすわりをさせるようにしましょう。
もう一つ大切なのは服従訓練です。
群れの序列を作るために飼い主がまずリーダーにならなくてはいけません。
毎日少なくとも三回、五分〜十分くらい基本的な訓練(おすわり、お手、伏せ、呼び戻し)を行ってください。
言うことを聞いたら誉めてご褒美をあげてください。
この訓練も先住犬から行ってください。
二匹が飼い主をリーダーと認め、飼い主が先住犬を常に優先させてあげるようにしていけば、仔犬も自分の立場を覚えていくでしょう。
この時期の仔犬のゴールデンは、社会化させる一番大切な時期です。
犬の社交化は四週間から十六週間といわれています。
この期間に外の刺激(いろんな人、犬、音、自転車に乗った人、郵便屋さん、車など)に慣れていないと、後々恐怖心による攻撃性などの問題行動を見せるようになります。
他の犬と適切なコミニュケーションが早くできるようになるためにも、できるだけいろいろな犬に合わせてあげることです。
飼っているネコのことでご相談があります。
ネコは計6匹います。
すべて家の中で飼っています。
10歳の母親ネコとその子供5匹(オス2匹、メス3匹、8歳)です。
1年前まで当時11歳のオスネコがいましたが(これは父親ではありません)亡くなってしまいました。
このオスネコがいなくなってから残ったオスネコ同士の喧嘩がひどい状態です。
中でも片方のオスネコ(ボン)は喧嘩を止めに入った私達家族に対しても、かなりの強さで噛み付くほどです。
また、攻撃されている方のオスネコ(ダン)は他のメスネコからも嫌われている状態です。
この状況が1年も続いています。
ネコは犬などと違ってボス争いはしないと聞きましたがこれはどういうことなのでしょうか?
解決のよい方法がありましたら教えて頂きたいと思います。
よろしくお願いいたします。
秋田県 専業主婦
ボンくんはステータス(地位)のためと、なわばり防衛から、ダンくんを攻撃しているように思えます。
猫は自分のステータスを守ろうとして飼い主やほかの猫に攻撃を見せる場合もあります。
特に居間にある靴を乾かす棚は、ダンくんが所有しているようですので、ボンくんにはおもしろくないのでしょう。
他にも所有されている物がないかボンくんはいつも観察しているようですね。
ダンくんがいろんなところにマーキングをしていたことも原因となっているかもしれません。
治療法としては、この棚の前やボンくんがなわばり防衛攻撃を見せるところ(広い場所で)で2匹を距離を保って会わせます。
この際、2匹にリードかハーネスを付けて飼い主がしっかりコントロールします。
そこで座らせておやつを順番に与えます。
ボンくんから与えた方が良いでしょう。
それを繰り返しながら2匹の距離を短くしていきます。
そうするとお互いが近くにいるとおやつがもらえると関連付け、仲良くするようになってくるでしょう。
お互い喧嘩しなくなったらこれをいろんな場所で繰り返すと効果が上がるでしょう。
もう一つの方法としては、嫌悪方法ですが、ボンくんがダンくんに攻撃を示したら、水鉄砲を用意してボンくんを驚かせます。
根気良く、上記のことを少しづつ実行してみてください。
はじめまして。ホームページを拝見し、ぜひ我が家の犬の悩みも聞いていただきたくてメールしました。
うちの犬はスプリンガーで生後3ヶ月の幼犬です。
「にほ」と言います。
いつも私に付いて回る甘えっ子で、服従訓練も少ししているので、お腹をだしてあまえてきます。
昼間はとてもいい子なのです。
ところが毎日夜の10時頃になると凶暴になり、駆けずり回って噛み付き、気が違ったようになるのです。
今日も暴れだしたので、部屋を出て無視をしました。
しばらくして静かになったので部屋に戻ると私に対して腹がたったらしく、もっとひどく吠えたて噛み付いてきました。
でも朝になると、もとのいい子にもどるのです。
言うこともよく聞きます。
まだワクチンの関係で散歩はできず、ベランダでボール投げをして遊んだりしています。
来週散歩をはじめるつもりです。
いままで3頭の犬を飼ったことがあるので子犬が暴れたりするのは仕方ないと思ってはいますが、こんなにひどいのは初めてなので不安を感じています。
散歩に行くようになれば落ち着くのでしょうか。
なぜ夜に暴れるのでしょうか。
お力をかしていただければ助かります。
どうぞよろしくおねがいします
Yumikoさん
実際に拝見しないと、原因を特定することが難しいケースですね。
文面からの判断ですが、「にほ」ちゃんのエネルギーが有余っていて問題行動を引き起こしているように思えます。
スプリンガー・スパニエルは狩猟犬ですので、かなりの運動量を必要とします。加えてにほちゃんはまだ仔犬で、育ち盛りなので動きたくて仕方ない時期でしょう。
由美子さんとご主人ができるだけ遊んであげている様子は理解できますが、「にほ」ちゃんにはまだまだ運動不足かもしれません。
「にほ」ちゃんが10時ごろに暴れ出すのは、昼寝をしていたりして、その時間になると元気になり、遊びたくなっていると考えらえれます。
「にほ」ちゃんは遊びたいけれど由美子さんやご主人は構ってくれないし、(そろそろお二人が寝る時間に近いこともわかっているのでしょう)騒ぎ立てると構ってくれると覚えたのでしょう。
犬は必死に遊んでいる時も唸ったり、吠えたり、勢いで噛んだりします。
仔犬なので飼い主が行動に対して怒ったり、床を叩いたりすると一緒に遊んでくれていると思って、益々興奮します。
この場合は無視をするのが一番です。
過去のケースで、仔犬が夜になると元気になって、独りでボールを持ってうなりながら走ったり、サーキットするように突然家中を走り回ったりという相談が多数ありました。
それらのケースでは、第一番目の手段として、「相手をするともっと興奮するので、無視するように」とアドバイスする場合があります。
多くの場合は、これだけで症状が改善されます。
犬は相手をしてもらえないので、そのような行動をすることが少なくなります。性格によっては、自分で勝手に遊んでいるだけになります。
今回のケースでは、治療法として次のことをお勧めします。
1.無視をして静かになったらご褒美をあげる
どんなに騒ぎ立てても完全に無視をして、静かになったら呼んでおすわりをさせ、言うことを聞いたらオーバーに誉めておやつをあげるか、「にほ」ちゃんの好きな遊びをしてあげましょう。それを繰り返して下さい。
無視をすると噛むこともないと思いますが、もし歯を立てて噛むことがあったら大きな声で「ノー」と言って注意し、しばらく無視して下さい。
仔犬のうちに歯を立てて噛んではいけないことをしっかりと教えておかないと、成長してから事故に繋がる場合があります(他の人や子供を噛んで怪我をさせたりするようになります)。
「にほ」ちゃんとボールやおもちゃで遊んでいる時も、噛みつくことがあったら、その場で注意して遊びを止めてください。
2.運動をたっぷりさせる
たっぷり2時間くらいは散歩させてあるようにしてください。
ただ歩くだけではなく、走ったり体を動かすようにしなければなりません。
ボールを投げて持ってこさすとか、他の犬と追いかけっこさせるとか、エネルギーを消耗させるように努力してみてください。
散歩はできれば昼と夜寝る前か、または食餌がすんで一段楽してからの2回に分けるのが良いでしょう。
この2つを実行すると「にほ」ちゃんの行動も落ち着き、外に興味を持つようになるでしょう。
服従訓練として伏せを覚えさせるようにしましょう。
仔犬の時から飼い主との上下関係を確立することが大切です。
毎日何度も、おすわり、伏せ、呼び戻しの練習を繰り返し、できたら誉めてご褒美をあげるようにしましょう。
飼い主が犬の注意を引く行動に対応するのではなく、常に飼い主が主導権を握って遊んだり、命令して行動させるようにすることが大切です。
はじめまして。
私の悩みをどうにかしたくてPCのあちこちを探していてこちらにたどり着きました。
悩みと言うのは、うちの猫(雑種3歳・メス)のアケビがネズミをくわえてくるんです!
寒い時はありませんでしたが、最近になってもう3匹です。
去年も秋頃まで何度も何度も・・・
12〜13センチのネズミで、だいたい生きてるのです!
たぶんおもちゃにしているんだと思うのですが、私は、ネズミが大嫌いで、見るのも嫌です。
家の中で逃がして追いかけたりするので私は気が狂いそうです。
いつも子供(高校生)にネズミを捕まえて外に捨ててもらってるのですが、こんな事が続くのはもう耐えられません。
ご飯もちゃんとあげているのに・・・
どうしてなのでしょうか?そうすればやめてくれるでしょうか?
アケビにはいつも自由に家と外とを出入りさせています。
それがいけないのかと思い、家の中から出ないようにした所、窓やドアの脇をガリガリとやってしまい、また、変な場所におしっこをしてしまいました。
初めてのメールですが、よろしくお願いします。
また、何か不明な点等、ありましたらまたご報告しますので
お返事いただけたら本当にうれしいです。
Naomiさん
猫の捕食行動は本能です。
捕食行動をしないようにするためには、母親の真似をしないように母親を外に出さないとか、捕食性が少ない母親が生んだ子猫を飼うなどしないと、なかなか止めさせにくい行動です。
飼い主にとって嫌いな動物を捕まえてくることは不快なことですが、猫にとっては当たり前のことだということは理解してあげてください。
子猫がいなくなって興味が外に向くようになり、猫の本能である捕食行動が出てきたのでしょう。
治療法としては下記のことをお勧めします。
敵(猫)が近づいてきたことをネズミに気付かせるために、猫の首輪にできるだけ大きな音がする鈴をつけておくようにします。
そうすると、猫は獲物を捕まえにくくなります。
アケビちゃんは外で獲物を捕まえることしか楽しみがないのかもしれまません。
捕食行動を止めさせるには外にできるだけ出さないのが一番良い方法ですが、アケビちゃんの場合すでに外に出る習慣がついています。
急に外に出さないようにするとストレスが溜まってしまいますので、今まで通りにして、家の中で楽しく遊べる環境を作ってあげましょう。
アケビちゃんは遊び盛りですから、エネルギーが発散できる物を置いてあげた方が良いでしょう。
爪とぎはもちろんですが、猫用のボールや、上に乗って遊べるような台や、ねずみの形をしたおもちゃなどを置いて猫の本能を刺激してあげるようにしてあげてください。
家の中でも遊べるようになれば外に出る回数も少なくなりますし、Naomiさんが外に出られないようにしても扉をがりがりするようなことは少なくなるでしょう。
上記のことを実行してみて、もし上手くいかないようでしたらまた連絡して下さい。